科名:バラ科
原産地:中国、日本
日本でなしが食べられ始めたのは弥生時代頃とされ、文献としては『日本書紀』に持統天皇が栽培を奨励したとの記述が残っています。
江戸時代には栽培技術が発達しました。20世紀前半は「二十世紀」と「長十郎」が生産量の大半を占めていましたが、戦後に「幸水」「新水」「豊水」が登場し普及しました。
なしの語源には諸説がありますが、江戸時代の学者新井白石は中心部ほど酸味が強いことから「中酸(なす)」が転じたものと述べています。
【素材の特徴・香り味わい】
果肉は白色で歯切れがよく、しゃりしゃりとした独特の食感で、甘く果汁が多い。一方で芯の部分は酸味が強いのが特徴です。
果皮の色の違いにより、茶褐色のものを赤梨、黄緑色のものを青梨と呼び分けることが多く、一般的に赤梨(幸水、豊水など)は甘みが強く、青梨(二十世紀など)は多汁でサクサクした歯ざわりです。
■なし酒の作り方■
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なし・・・800g
ホワイトリカー(35度)・・・1,800ml
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@なしはよく水洗いして、水気をよく拭き取り、適当な大きさに切り分ける。
※皮や種を取り除く必要はありません。
Aよく洗って乾かした保存瓶になしを入れ、ホワイトリカーを注いでふたをし、冷暗所で保存する。
B約3ヶ月後になしを引き上げます。
※2週間で召し上がれますが、熟成には3〜6ヶ月が必要です。
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